10月19日  聖霊降臨節第20主日礼拝
聖  書  ヨハネによる福音書 21: 15 〜 19
説  教  「わたしに従いなさい」 小峰 擁 牧師
讃 美 歌  214 349 408 
 
水野源三さんの詩集に「キリストのみ愛(あい)に触れたその時に」という詩があります。
「 キリストのみ愛に触れたその時に
キリストのみ愛に触れたその時に キリストのみ愛に触れたその時に 私の心は変りました 憎しみも恨みも 霧のように消えさりました
キリストのみ愛に触れたその時に キリストのみ愛に触れたその時に 私の心は変りました 悲しみも不安も 雲のように消えさりました
キリストのみ愛に触れたその時に キリストのみ愛に触れたその時に 私の心は変りました 喜びと希望の 朝の光がさして来ました 」
(水野源三著『主(しゅ)にまかせよ汝(な)が身を―水野源三第二詩集』)
水野源三さんの詩を読んでいると神さまとわたし、キリストとわたしの静かな世界に、わたしたちも導かれます。神さまの静かな世界、キリストの静かな世界です。
さて、わたしたちのきょうのみことばは、ヨハネによる福音書21章15節以下です。
十字架と復活の主(しゅ)イエスさまはペトロに向かって三度も「わたしを愛しているか」と問われます(15,16,17節)。そう問われるペトロも必死に「主よ、そうです。…主よ、そうです。…主よ、あなたはすべてをご存じです」と答えています(口語訳:15,16,17節)。
それは主のご受難のとき、ペトロが三度イエスさまを知らないと言うだろうとのイエスさまの予告とも対応しているのではないでしょうか。それはイエスさまのご受難のときにまさにその通りになりました。やはり、このこととも対応しているのではないでしょうか。
そして、マタイ、マルコ、ルカ福音書においても、主イエスさまご自身が十字架の死と復活を三度予告されたと記されていることとも、つながってくるのではないでしょうか。
ここでわたしたちが注目したいのは、主イエスさまがペトロに向かって「わたしに従いなさい」と愛と憐れみと慈しみをもって優しくみつめ、命じられたことでありましょう。
イエスさまははとても優しく、しかも強く、このようにおっしゃったのかもしれません。
このことは主イエスさまが他の弟子たちにも、ひいては主イエスさまを信ずるわたしたちひとりひとりに向かっても、このように心優しくも、決然と、はっきりと語りかけ、命じておられるのではないでしょうか。
十字架と復活の主イエスさまのみことばには、こうしたイエスさまの優しさと、イエスさまの強さがあるように思えてなりません。
そしてイエスさまは「わたしの羊を養い(飼い)なさい」と三度言われます(15,16,17節)。このように、ここのすべてのみことばは、「わたしに従いなさい」というイエスさまのいのちのみことば(ヨハネ21:19)の中へといっせいに流れ込んでいると読めるでありましょう。
十字架と復活の主イエスさまは、「わたしに従いなさい」とペトロに、そして弟子たちに、愛と憐れみと慈しみをもってみつめ、命じられます。イエスさまの「わたしに従いなさい」とのみことばは、わたしたちに向かっても、昔も今も優しく、力強く語りかけられます。
日本基督教団郡山教会
〒963-8005 郡山市清水台2丁目6-4
Tel:024-922-1687