誕生日が近づいてくると、今まで生かされてきた事を神様に感謝しつつ、また一つ年を取ってしまうのかと複雑な気持ちになります。忍び寄る「老い」に不安を感じます。年齢的にも母が亡くなった歳に近づいてきました。同じ年齢の時、母はこんな風だったと自分の今と比べて反省することも多く、また、恵まれていることに感謝したりの日々です。母の亡くなった年齢を過ぎた姉は、感慨深いものがあると言います。何か新しいことに一歩踏み出す時の漠然とした不安感のような…。
母はクリスチャンではありませんでしたが、毎日寝る前には静かに祈っていました。病の時期が長く、苦しい時も多かったはずです。私がもっと寄り添ってあげることができたのではないかと悔やむばかりです。
旧讃美歌510番
汝がために 祈る母の いつまで 世にあらん
とわに悔ゆる 日のこぬまに とく神に帰れ
春は軒の雨 秋は庭の露
母は涙乾く間なく祈ると知らずや
これから母の年齢を越えて迎える誕生日は、母に対する感謝と神さまが導いて下さる日々に感謝して、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
A.H 筆